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NO ART NO LIFE

2020年7月号表紙画です。

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大阪府堺市在住 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒 画家・エッセイ画家・イラストレーター 蜜蝋画の制作と指導  街や風景のふとした瞬間からイメージを得て抽象画を描く。 主な仕事2011年~現在 公益財団法人修養団 月刊「向上」表紙画&コメント文の担当   2015年 秀学社「新しい国語のワーク」中学1~3年 表紙イラスト   2018年 熊本博物館 吹抜け空間壁画「青い空・熊本の記憶」原画制作

明日から、7月です。

だいたい7月の頭は梅雨なので

夏という感じではないのですが、

イメージとしては7月は夏の絵を描きたく

なります。

7月号表紙画です

表紙にまつわるコメント文です。

タイトル「実はしぶとく生きる蝉(せみ)」

イラスト・文/龍神悦子

私が小学生のころに近所の科学研究所で、

「蝉は土の中で幼虫として7年ほど過ごし、

成虫になったら1週間ほどしか生きられない」

と教えてもらった記憶があった。

その時、蝉として地上で過ごすのが

1週間とは、

なんと儚(はかな)い生涯なんだと驚いた。

けれども昨年、

岡山県の高校生が調査した結果、

地上で32日間生きた蝉がいたこと

がわかったと

インターネットで知った。

実のところ、身近な昆虫についても

まだまだ知られていないことが

たくさんあるのでは?

と改めて思った。

今回も蜜蝋画です。

蜜蝋画シートに

裁縫用(ルレット)で木の所の

線を描いたり

ニードルで引っ掻いたり

しました。

蜜蝋の刷毛目も

偶然にも効果的に

活かされた作品になりました。

蝉は実はしぶとかった

松尾芭蕉の俳句にもありますが

やがて死ぬ けしきも見えず せみの声

蝉は、儚い生き物の象徴として

登場するイメージがありました。

ですが、そんな昔の人が

感じていた価値観を

現代の研究であったり、

科学の発展により変わってゆく

そんな時代の象徴として

蝉を描きたかったのです。

コロナ禍はまさに、変化の時

いつも前向きに物事を

とらえ生きてゆきたい私としては

蝉のことを知らないだけで、

実はたくましかった

ということ

そしてこの変化の時を

チャンスととらえて

私は身近なこととして

オンライン講座など

新しいことにチャレンジをして

くすぶっているだけでなく

一日一日を過ごして行きたいですね!

 

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大阪府堺市在住 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒 画家・エッセイ画家・イラストレーター 蜜蝋画の制作と指導  街や風景のふとした瞬間からイメージを得て抽象画を描く。 主な仕事2011年~現在 公益財団法人修養団 月刊「向上」表紙画&コメント文の担当   2015年 秀学社「新しい国語のワーク」中学1~3年 表紙イラスト   2018年 熊本博物館 吹抜け空間壁画「青い空・熊本の記憶」原画制作

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