10年目に入りました。公益財団法人修養団 月刊「向上」の表紙画とコメント文
先日、2020年4月~2021年3月までの1年間の
表紙画の打ち合わせに東京・代々木まで行ってきました。
12ヶ月分の表紙画のテーマを打ち合わせします。
2010年の代々木での個展で編集の方にスカウト頂き
翌年の2011年4月より表紙画は描かせていただいています。
毎月のテーマと絵にまつわるコメント文も
200文字程度も掲載いただいています。
いつも1月末に編集の方と会って
4月から始まる
12ヶ月のテーマとコメント文の内容を
打ち合わせしているのです。
4月号は2月に入稿しています。
4月は表紙のデザインが変わることもあり
通常より早く原画を仕上げています。
10年短いようで長かったここまで。
最初は編集の担当者の方が
3人でした。
お一人は途中でご結婚され、
別部署の担当になられました。
その後、お二人になられ、
そして、3年前にはお一人の方が急遽
亡くなるというショックなことがありました。
なので、その後しばらく編集の方がお一人だったんです。
そのお一人の方に私はスカウトされたという
こともあり、先日の打ち合わせでも
「10年目ですね。」としみじみと時の立つ速さを感じていました。
事務所が代々木にあり16階の窓から
ちょうどオリンピックスタジアムの
建設途中をづっと見てきました。
7月からオリンピックが始まるという
実感は私にはわかないのですが、
スタジアムの外観は立派になっています。
表紙画を始めた当初
最初は、4月号の桜の街がテーマでした。
もちろん、毎年4月に桜を描く訳にいかないので
その後、チューリップを描いたり色々
と工夫しました。
いつも実際にあったエピソードをコメント文で書き
文章のOKを頂いてから絵を描くという順番で仕上げています。
私自身は文章を書くのが苦手なので、
スカウト頂いた時の条件として、
文章は直していただくという風に
お願いしていたのです。
文書はいつもメールで
お送りすると
すぐに編集の方が修正して
送り返して下さいます。
そう意味では、
チームで絵に仕上げているという感覚が
私にはあるのです。
それに、締め切りがないと私は怠け者なので
絵がいつもでたっても仕上がらないです。
そんな弱い人間です。
編集の方がホントいつも縁の下の人となって
陰で支えてくださったからこそ、
10年続けてこれたのだと思います。
そして、これからの先の10年はどうなって
ゆくのでしょうか?
ワクワクもしますが、
まだ見ぬ世界へ入ってゆくのは
怖い気もします(^^)/
今後も表紙画をご期待くださいませ。