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NO ART NO LIFE

思ったことを上手く説明できず困った時におススメの本

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この記事を書いている人 - WRITER -
大阪府堺市在住 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒 画家・エッセイ画家・イラストレーター 蜜蝋画の制作と指導  街や風景のふとした瞬間からイメージを得て抽象画を描く。 主な仕事2011年~現在 公益財団法人修養団 月刊「向上」表紙画&コメント文の担当   2015年 秀学社「新しい国語のワーク」中学1~3年 表紙イラスト   2018年 熊本博物館 吹抜け空間壁画「青い空・熊本の記憶」原画制作

心の中に思ったことを言葉で

上手く説明できず困ったことは

ありませんか?

私はあります。

そんなモヤモヤを解決する手がかりを与えてくれたり

新しい視点を与えてくれる本に出会いました。

それは、、、

「翻訳できない世界のことば」という本です。

 

エラ・フランシス・サンダース著 前田みゆき訳 創元社

この本には、54の翻訳できない世界の言葉がちりばめられています。

こういう気持ちはどういうのだろう?とか

こういう状況の表現って?とか

この本から言葉ってその場所(土地)に生きているんだと知り

より深く味わうことが出来ました。

たとえば、誰かに道を教えてもらい、歩き始めたとたん

教わったばかりの方向を忘れたとき、

ハワイ語では「AKIHIアキヒ」になったと言うそうです。

こういう経験、わたし実は多いです。

今どきはGoogleで道案内を頼ることもありますが、

聞いている言葉と、実際に歩いた道の背景の

ビジュアルイメージ違いすぎて

迷子になってしまうのです。(苦笑)

著者であるエラ・フランシス・サンダースさんはイラストレーター

でもあり、言葉を絵でも伝えています。

日本語では、「木漏れ日」や「わびさび」など日常使っている言葉

でも彼女は新鮮な感性でとらえているのです。

日常の慌ただしい中でも

このような本と向き合うことで、

未知の世界に惹きこまれてゆく

同じ時間でも豊かな時間を過ごしているように感じるのです。

電子書籍やwebでの情報があふれている中でも

砂漠の中のオアシスを見つけてような気持ちになりました。

本を読まない人も増えているとは思いますが

手に取って見てそして紙を触り、自分との距離がを近いと感じる。

本といものにする意義をも問われる本だと

思うのです。

ぜひ、機会があれば手にとってみてください。

 

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大阪府堺市在住 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒 画家・エッセイ画家・イラストレーター 蜜蝋画の制作と指導  街や風景のふとした瞬間からイメージを得て抽象画を描く。 主な仕事2011年~現在 公益財団法人修養団 月刊「向上」表紙画&コメント文の担当   2015年 秀学社「新しい国語のワーク」中学1~3年 表紙イラスト   2018年 熊本博物館 吹抜け空間壁画「青い空・熊本の記憶」原画制作

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