龍神悦子展「green echoes — 溶けて、重なり、響く」2026年2月12日~21日
龍神悦子による本展は、蜜蝋画(エンカウスティック)という
古典的技法を用い、時間と記憶、そして親子の痕跡をテーマにした
作品を発表します。
本展の核となる作品群の土台には、作家の父が生前に書き残していた
「100マス計算」のコピーが用いられています。
日々の生活の中で繰り返された筆跡と数字の並び。その上に、
作家自身が溶かした蜜蝋と顔料を重ね、抽象的なストロークを施しました。
蜜蝋は熱によって溶け、冷えて固まり、幾層にも重なっていきます。
そのプロセスは、記憶が蓄積され、時を超えて呼応する在り方にも重なります。
過去の手の動きと、現在の手の動きが一枚の画面の中で静かに出会い、
色彩は「こだま」のように響き合います。
また本展では、こうしたシリーズ作品に加え、
日常の中でふと立ち止まった瞬間や、身近な出来事から着想を得た
蜜蝋画作品 約20点もあわせて展示します。
日々の光や気配、時間の揺らぎをすくい取るように描かれた作品群が、
展示空間に静かな広がりをもたらします。
「green echoes — 溶けて、重なり、響く」というタイトルには、
蜜蝋画の物質性と、色彩に宿る時間の余韻への想いが込められています。
数字と色、秩序と自由、父の時間と娘の時間。
それらが溶け合い、重なり、いま、静かな響きとなって立ち上がる空間を、
ぜひ会場でご体感ください。


展覧会詳細
会期 2026年2月12日(木)~2月21日(土)
※日曜休廊
開廊時間 11時~18時 (最終日16時まで)
会場住所 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-5-10
会場名 GALLERY SAOH & TOMOS
URL はこちらです
電話番号 03-6384-5107
展示予定作品



