NO ART NO LIFE

2025年7月です。いつもの表紙画です。

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この記事を書いている人 - WRITER -
大阪府堺市在住 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒 画家・蜜蝋画家・ 蜜蝋画の制作と指導 イラストレーション  街や風景のふとした瞬間からイメージを得て抽象画を描く。 主な仕事2011年~現在 公益財団法人修養団 月刊「向上」表紙画&コメント文の担当   2015年 秀学社「新しい国語のワーク」中学1~3年 表紙イラスト   2018年 熊本博物館 吹抜け空間壁画「青い空・熊本の記憶」原画制作

本日から7月です。

表紙画をお届け致します。

梶(かじ)に祈る

画・文/龍神悦子

茶道の先生から「七夕の日は、
梶の葉に墨で願いを書いて川へ流す風習があった」
という話を聞き、昔の人は、
その葉にどんな思いを託したのだろうと想像した。

七夕の茶道教室の玄関には、梶の葉が飾られ、
お点(て)前(まえ)では水差しの蓋(ふた)として使われていた。
茶の湯で、静かに受け継がれてきたものにふれて
心がすっと澄んでいくのを感じた。
季節感を味わう趣向が凝(こ)らされた茶道教室では
いつもこの感覚に包まれる。
教室を後(あと)にする時、短冊のように風に揺れる
梶の葉の美しさが心に残りました。

 

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大阪府堺市在住 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒 画家・蜜蝋画家・ 蜜蝋画の制作と指導 イラストレーション  街や風景のふとした瞬間からイメージを得て抽象画を描く。 主な仕事2011年~現在 公益財団法人修養団 月刊「向上」表紙画&コメント文の担当   2015年 秀学社「新しい国語のワーク」中学1~3年 表紙イラスト   2018年 熊本博物館 吹抜け空間壁画「青い空・熊本の記憶」原画制作

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